醤油

ハワイの醤油

日本食に欠かすことができない醤油は、アメリカでもよく知られている調味料です。英語ではソイソース(soy sauce)といいます。直訳すると「大豆ソース」ですね。

“ショーユ”で通じる

ソイソースといえば一般的には日本の醤油のことですが、大豆を原料としたアジア各国の調味料全般を指す言葉でもあるので、注意が必要です。

ハワイでは、日本語の「ショーユ(shoyu)」で通じます。ハワイに長年住んでいる人でショーユといってわからない人はいないといっても過言ではありません。日本からの移民がハワイにもちこんで独特に発展後、ハワイに根付いた日本文化は数多くありますが、醤油はその代表格といえます。

ハワイでも定番の調味料

ローカルのプレートランチのメニューには必ずといっていいほど、「ショーユチキン」という醤油味のチキン料理があります。人気メニューのひとつです。

また、伝統的なハワイ風の(アヒ)マグロの刺身料理であるアヒポケは、もともとは塩で味付けされていたのですが、今日では醤油味のもの定番になっています。「ショーユ・ポケ」や「アヒ・ショーユ」などと呼ばれます。

私がいつもポケを買うカイムキのタムラには、アヒだけでも数多くのポケがありますが、そのなかでも「ショーユ・ポケ」はやはり人気商品の一つだそうです。

アメリカ本土では醤油といえばキッコーマン

ハワイのスーパーに行けば、日本のメーカーの醤油がずらりと並んでいます。特に1973年からアメリカの自社工場でアメリカ産醤油を生産しているキッコーマンが有名です。アメリカ本土の人にとっては醤油といえばキッコーマンで、むしろメーカーにかかわらず、醤油のことをすべてキッコーマンと呼ぶ人もいます。

アロハ・ショーユ

アロハショーユ
アロハ・ショーユ

ハワイには、アロハ・ショーユ(Aloha Shoyu)という醤油製造会社があります。戦後間もない1946年に、ホノルル市のカリヒで日本人の5家族の共同で始められた小さな会社は、やがてハワイの醤油マーケットを牽引する大きな会社になりました。

ハワイの食卓にはよくこのアロハ・ショーユが置いてあって、たいてい昔ながらの赤い蓋のしょうゆ差しの瓶に入っています。少し甘くて、マイルドな味わいの醤油です。

マクドナルドにも醤油が!?

ネットの情報によると、ハワイには醤油が置いてあるマクドナルドの店舗もあるそうです! 醤油を置いているマクドナルドなんて、全米でハワイだけだと思います。置かれている醤油は、やっぱりアロハ・ショーユなんだとか。

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