ハワイ(オアフ島)で年収740万円は低所得者

年々上がる低所得層のボーダーライン

先日、Hawaii News Nowに低所得層に関する記事が投稿されていました。記事によると、オアフ島で一人暮らしをしていて年収67,500ドル以下の人は低所得者に該当するそうです。

1ドル110円で計算した場合、67,500ドルは約740万円です。この低所得層のボーダーラインは年々上がっていて、2018年は65,350ドル、2017年は58,600ドルだったそうです。

高い物価の割には賃金が低いハワイ

2019年現在、ハワイ州の最低賃金は時給10.10ドルです。最低賃金で1日8時間、月20日働いた場合、月収が約1,600ドル、年収が約20,000ドルです。最低賃金では、1年間健康でまじめに働いても超低所得層(年収25,350ドル以下)になってしまいます。

1日8時間で月20日働く場合、年収67,500ドルになるために必要な時給は35ドルです。しかし、ホノルルの求人広告をみても、年収67,500ドル以上、時給35ドル以上の求人はそんなに多くはありません。

小売店、飲食店、ホテルなどの従業員、運転手、事務員など、ハワイの観光業を支える多くの人たちが低所得層として暮らしていると思われます。苦しい家計を助けるため、仕事を2つも3つもかけもちしながら毎日働いている人は私の周りにもたくさんいます。

ハワイに住みたくても住めない

ハワイで生まれ育ち、ハワイで暮らしたいのに、生活費が高いハワイではどうしても生計を立てられなくて、なくなくアメリカ本土へ引っ越したという人もたくさんいると聞きます。

グリーンカードの抽選に当たってハワイに移住してきた日本人に何人も出会ってきましたが、多くの人が数年で日本に帰ってしまうかアメリカ本土に行ってしまいます。「ハワイはもう飽きた」なんて言ってハワイを去る人もいますが、一番の理由はお金の問題である場合が多いようです。

高給を取れるスキルがなく、会社を経営しているわけでもなく、資産も不労収入もない “普通” の人は、ハワイで “普通” の暮らしをするのはなかなか難しいというのが現実です。ハワイで貧困層に入らないようにするためには、“普通” の暮らしをできている人と出会って結婚するのがもっとも簡単な道かもしれませんね。

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